2013年08月01日

『おおかみこどもの雨と雪』〜ハーフの子育て〜

24時間テレビが嫌いだ。
「感動いかがすかー?泣きませんかー?」という、まるで客引きのような、あの押し売りスタンスが嫌いだ。
感動は、不意打ちがいい。
静かな海を見ていたら、心揺さぶるものが徐々に波のように押し寄せてくる。
そして涙がとめどなく溢れ出す。
その方が美しい。

とか言っておきながら、先週泣ける映画を探しにわざわざTSUTAYAに行った私です。
不意打ちもクソもねーっす。
泣きたい!猛烈に心揺さぶられたい!そんな週末。

そして借りたのが

 『おかみこどもの雨と雪』 

そうです。あの子もこの子も泣いたと評判のアニメです。
今更かよって感じだけど。意外と見てなかった。

↓一応あらすじ↓
気立てがよくてビンボーな大学生の花ちゃんは、ある日狼男と出会い恋をする。やがて二人の間には、長女の雪と長男の雨、二人の子供が生まれる。
しかし父親が突然亡くなってしまい、シングルマザーになってしまった花ちゃんは、子供たちの将来を考え、一念発起し田舎暮らしを始める。始めは苦労するが、なんとか里の暮らしにも慣れていく。
そして数年後、思春期を迎えた子供たちは、それぞれの道を歩み始める。

ざっくり。

で、感想としてはサイコーでした。
もうね、グシャグシャ。

もちろん母子ものだったっていうのもあるんだけど、おかみこどもってさ、ハーフだよね。
かなり特殊なハーフだけどさ。
なので私としては、その辺ちょっと重ねて見てしまった。

例えば二人の帰属意識について。
まだ物心つく前、自分はどちらなのか考えることもなく、人前でも好き勝手に変身してしまう子供たち。
なんかちょっと中国語と日本語混ぜて話して、友達に困惑されてる息子っぽい(笑)
それが学校に通い、他の子供と触れ合うことで、自分の中の狼を意識し始める。
割とあっけらかんとしている雪に対し、弟の雨は周囲に馴染めず塞ぎ込んでいく。
二人が「私たちは人間でしょ」「狼だよ」と言ってケンカするシーンは、胸が締め付けられるようだった。
あんなに小さな体で、自分たちは何者なのか、どちらの道を歩むべきなのか、二つの帰属意識の狭間で葛藤している。
その悩みを分かち合えるのは、お互いしかいないと分かっているのに傷付け合ってしまう。

そしてその揺れる心の行きつく先。
二人は自分たちの力で、歩むべき道を決めていく。
ただその決断のきっかけになったものは、母親でも父親でもなく、自分を受け止めてくれる人たちとの出会い。
家の外の世界って、すっごい大事なんだなー。
こうして子供は親から離れてくんだなー。

うちの息子にも、いつかこんな日が来るのだろうか。
寂しい。でもいつまでも家にいられても困る。

とか考えながら、もう後半泣きっぱなし。
えづきすぎてゲボ出ちゃった。

あとこのお母さんの子育て、マジで神対応。
狼はいつも悪者だから、僕は狼なんかイヤだと泣く息子に
「世界中のみんなが狼を嫌いでも、お母さんは狼が好き」と。
もう私、このセリフ、このままパクるよ。
息子が同じようなこと言い出したら。

で、懸命に生きる家族三人を見てたら思った。

ハーフは50+50じゃない。100+100なんだ

どっちにいても違う気がして、苦しむこともきっとある。
でもそれは、半分しか持ってないからじゃない。
他のみんなが知らない、それ以外の世界を持っているから。
どこにいて、どんな生き方をしてもいい。
ただ、どんな目で世界を見るかは、しっかり自分で決めて欲しい。

母は心からそう思いましたよ、ひたすらえづきながら。

あとあれだね、都合のいい時だけ外人になって勧誘や検問をかわす図太さは、ぜひ身に着けて欲しいよね。


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posted by しゃちま at 00:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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